背中がかゆい!
…と思って掻いていたら、実はニキビが出来ていた!
と言うことはありませんか?
・そう言えば、冬になってから毎日かゆくて背中を掻いていた。
・冬になって背中ニキビが出来た、増えて来たような気がする。
などの心当たりがあるとすれば、それは気候特有の背中ニキビの症状かもしれません。
気温の低い冬は、空気が乾燥するように肌も乾燥してしまう季節です。
この「乾燥」が肌にどのような影響を与えてしまうのでしょうか?
ここでは、冬に起きる肌のかゆみ、背中ニキビなどがなぜ出来てしまうのかを詳しく見て行きたいと思います。
✽冬にどうして痒くなるの?
冬になると肌がカサカサになったり、粉を吹いたようになったり、痒くなったりする方も多いと思いますが、そもそも、冬になると肌が乾燥してしまうのは、気候特有の空気の「乾燥」が原因です。
空気の乾燥とともに肌も乾燥し、更に、肌の乾燥が元となって「かゆみ」を引き起こしてしまうのです。
そのメカニズムを見ていきましょう。
・細胞に隙間が出来る。
「かゆみ」は、肌の皮脂やセラミドの働きが充分に発揮されず、皮膚から水分が蒸発、減少してしまうことで起こります。
水分が蒸発することで、細胞に隙間が出来て「かゆみ」は起きているのです。
また、こうなってしまうと本来なら肌の奥深くにある、痒みを感じる部分の細胞が表面に出てしまいやすく、何らかの外部の刺激を直接受けてしまうことで「かゆみ」を感じてしまうのです。
更には、刺激を受けることによって、痒みを引き起こす物質「ヒスタミン」の分泌も促してしまうので、掻いてしまうと更にかゆくなると言う悪循環になってしまう訳です。
✽冬に背中ニキビが出来やすいのは?
ニキビと言うと、汗をかきやすい蒸し暑い夏に出来やすいイメージがありますが、実は冬こそニキビが出来やすい、悪化しやすい時期でもあるのです。
皆さんは冬に背中ニキビが出来たり、悪化したりしたことはありませんか?
・肌の乾燥が原因。
冬は、冷たい乾燥した空気に皮膚がさらされて表皮が乾燥したり、室内では暖房によって皮膚の水分が奪われたりと、乾燥で肌が荒れてしまう要因がたくさんあります。
肌が乾燥を起こしてしまうと、身体は皮脂を補おうと一生懸命に皮脂を分泌するようになります。
皮脂の分泌が増えると、当然、毛穴も詰まりやすくなりニキビも出来やすくなるのです。
乾燥による皮脂の過剰分泌で背中ニキビが出来やすく、更には乾燥で起きる痒みで身体を掻いてしまうことで炎症を起こし、悪化してしまうのです。
・衣類の素材も原因になる。
冬に着用する衣類の素材は、肌にとってはいいことばかりではありません。室内などで汗をかき蒸れてしまうことや、繊維が刺激になることも背中ニキビの原因になります。
特に、肌に直接触れる衣類の素材には注意が必要ですが、一体どんな素材が良くないのでしょうか?
△「化学繊維素材」
化学繊維とは、石油・石炭など、科学的な合成や加工で作られた繊維のことで、代表的なものに、ナイロン・ポリエステル・レーヨン・キュプラ・アクリルなどがあります。
これら、化学繊維素材の肌着は肌触りが悪くないため、見落としてしまいがちですが、繊維自体が硬く出来ているので、炎症を起こしている肌には摩擦等、刺激が加わってしまうことになります。
また、通気性や吸水性が良くないため、肌が汗ばみやすく、かいてしまった汗を吸い取ってくれないので、常に蒸れている状態になってしまいやすいです。
「肌がチクチクする素材」
背中ニキビが出来て悪化した肌には、ウールやニットなどの、肌触りがチクチクする素材のものを直に着ることは避けましょう。
肌を守るバリア機能が低下している状態の肌には、強い刺激となり、更に背中ニキビを悪化させてしまいます。△
★真冬時に重宝する裏起毛素材のインナーなどは肌に直接触れるものなので注意が必要です。
✽悪化を防ぐには?
冬の乾燥によって出来てしまい、痒みを伴う背中ニキビをこれ以上悪化させないためには、どのような対策があるのでしょうか。
・肌の保湿をしっかりと。
肌の乾燥にとにかく大事なのが「保湿」です。
特にお風呂の後は、すぐに保湿することが大事ですが、背中の角質層は顔とは違い分厚いため、顔の保湿アイテムよりも浸透力のあるものを選ばないとなりません。
更に、背中は皮脂分泌の多い部分なので、油分を多く含むアイテムを塗りすぎてしまうと油分過多になってしまい、そこに汚れが溜まってしまえば毛穴を塞いでしまうことになります。
顔に使用しているスキンケア類などを、背中ニキビに使用することはやめ、背中の皮膚の特長に合ったアイテムを選びましょう。
・肌の乾燥を防ぐ。
・入浴時のお湯の温度に気をつける。
(熱すぎるお湯は、肌の皮脂や角層の保湿成分が奪われてしまう。)
・お風呂上がり15分以内に肌の保湿ケアをする。
(時間と共にどんどん肌の水分は逃げて行く。)
・身体を洗うタオル類の素材や石鹸類は肌に優しいものを使う。
(ナイロンタオルでのゴシゴシ洗いや、肌に刺激になる成分の物を使用しない。)
・暖房器具の使い過ぎに注意する。
(使い過ぎは空気を更に乾燥させるため、室内温度を低めに設定する、加湿器を使う。)
・衣類は肌に優しい素材のものを。
 
背中ニキビや痒みで意外と見落としがちなのが、衣類の素材です。
衣類の素材を変えてみるだけで症状が軽減することもあるので、参考にしてみて下さい。
△「綿素材」
綿素材は柔らかいので摩擦等の刺激もなく、汗をしっかりと吸ってくれ、一番安心出来る素材です。
ただ、一つだけ注意点があります。
完璧なような綿素材ですが、汗をしっかりと吸ってくれても、吸った汗が乾きにくい!と言う難点が…。
一度、汗を吸収してしまうと、なかなか乾燥してくれません。
そのままの状態で、背中ニキビを汗で湿ったままにしてしまうと、大量の雑菌が繁殖してしまいます。
★肌に良い綿素材ですが、汗かきの人や季節によっては、こまめに着替えることが必須になります。
綿素材だからと言っても過信は禁物です。
「天然素材100%」
物によっては少し高価になってはしまいますが、シルクなどの天然素材の肌着は、通気性・吸水性・放湿性に優れており、肌あたりは、サラっと吸い付くように柔らかいので、背中ニキビに刺激になりにくく、比較的、汗も乾きやすいので悪化してしまった肌には適しています。△
✽まとめ
・冬に身体がかゆくなるのは、
気候特有の空気の「乾燥」が原因となり、水分が蒸発することで細胞に隙間が出来て、そこへ何らかの外部の刺激を直接受けてしまうことで「かゆみ」は起きている。
・冬に背中ニキビが出来やすいのは、
・肌の乾燥が原因となることで、身体は皮脂を補おうと一生懸命に皮脂を分泌するようになる。
結果的に毛穴が詰まりやすくなり、ニキビも出来やすくなる。
・身に付ける衣類の素材によって、室内などで汗をかき蒸れてしまうことや、繊維が刺激になることも背中ニキビの原因になる。
(化学繊維素材、肌にチクチクする素材など)
・悪化を防ぐには、
・肌の保湿をしっかり行う。
背中の角質層は顔とは違い分厚いため、顔の保湿アイテムよりも浸透力のあるものを選ぶこと。
肌の乾燥を防ぐために、
1・入浴時のお湯の温度に気をつける。
2・お風呂上がり15分以内に肌の保湿ケアをする。
3・身体を洗うタオル類の素材や石鹸類は肌に優しいものを使う。
4・暖房器具の使い過ぎに注意する。
・衣類は肌に優しい素材のものを着用する。
(綿素材、天然素材など)
夏より冬に背中ニキビが出来やすいのは、意外だった方も多かったのではないでしょうか。
私自身も夏には出来ない胸ニキビが、冬になると毎年出来ることが多かったのでとても疑問に感じていました。
冬は乾燥からの身体の痒みも重なって、どうしても背中ニキビを悪化させてしまいがちです。
背中などは、人目につかないことや寒さもあって、どうしても身体のケアを怠りがちになりますので、暖かく薄着になる頃にニキビ跡で悩まないように、冬のうちからしっかりしたケアと背中ニキビへの配慮をしておきたいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。